ワークスケジュールは仕事には必須です。
皆さんのお店にはワークスケジュールはありますか?
どうしても目の前の仕事を片付けるのに忙しくてそれどころじゃない!
っていう人が多いと思います。 ですが! ワークスケジュールがないから忙しいんです。
店長ならよくクルーさんからこう言われませんか?
「店長。次何したらいいですか~?」
「終わりました。他に何かありますか~?」
やる気のあるクルーさんの言葉に聞こえるかもしれません。
しかしその都度仕事を中断させられてませんか?
その中断がなければもっと早く終わるのに・・・
そう思って私はワークスケジュールを作り始めました。
①作る意味と目的
働いてくれているクルーさんが次に何をしたらいいか。何をしてほしいか。 これがわかってくれていていれば、 店長がいなくてもお店は最低限のレベルを維持できます。 また最初に話してた通り、店長の仕事をしているときの邪魔が減ります。 作業効率アップ!!
②作る手順
まず、1日1週間1か月単位で、いつに何の仕事があるか、紙に書き出してください。 FF作る。掃除する。商品の補充をする。ごみ箱の袋交換。ポットのお湯確認。などなど。 次にお店の忙しい時間帯、暇な時間帯。商品の納品時間。 きれいに書こうとせず、まず思いついたことからどんどん書いていってください。 きれいに作ることが目的ではなく、 使うことが目的です。
③仕事書き出し
先に書いておきますが、作ってから何度も訂正していきますので、まずは書き出しましょう。 思いつくままに書き出したら、次に24時間の表に忙しい時間、暇な時間、納品の時間を書き込んでください。 この3つの時間帯がズレることは中々ないので、これらの時間を中心にして、書き出した仕事を書き込んでいきます。 例えば、 忙しくなる前にゴミ箱をポットのお湯をチェックしよう。 ここの時間は暇なので商品の補充をしよう。ここで休憩をいれよう。 納品の前に在庫を売り場に並べよう。 なんでこの時間にこの作業をするのか。 これを考えて作ってください。 なぜならこの後クルーさんに説明しないといけないのだから。
④作るときの注意点
必ずクルーさんが使うことをイメージしてください。 特にまだ入ってすぐの新人さんのレベルをイメージして作ってください。 当たり前ですが、新人さんは仕事に慣れていません。 細かく作ってもやれないと意味がありません。 ベテランさんの場合時間が余るはずですので、別途 「余裕があるときにすることリスト」 を作っておくことをお勧めします。 例えば、 カウンターを拭く。 売場の前陳に行く。 冷凍庫を整理する。 こんな感じの仕事をリストしておけば、ベテランさんも何をしてほしいのか、一発で分かります。
⑤作ってから
実際に使ってみると色々なことが見えてきます。 クルーさんからも 「これはここでもできる。」 「ここでこれは無理。」 と声が上がってくると思います。 すべてを反映できませんが、的を得ている反応もあります。 こっちの方が良いと思ったらどんどん書き換えてください。 クルーさんも意見が採用されたら嬉しいし、もっと店に貢献してくれるようになるかもしれません。
左の黒字は作ったときのスケジュール。 右の赤字はやってみてからの修正項目。 見づらいですが、見ての通り修正だらけです。
⑥作ってから注意してほしいこと
作ったワークスケジュールを遵守してください。
思っているよりクルーさんは店長の働く姿をしっかりとみています。
良いところも悪いところもです。
店長が守らなければ、クルーさんは守りません。
クルーさんにやってほしかったらまず自分がやる。
店長がしないことをクルーさんはやってくれません。 「率先垂範」です。