2020年3月の営業結果と4月の戦略

想像以上のコロナウイルスの影響がお店の売上に響いています。

今後どう動くかわからない状況ですが、記録を残していきたいと思います。

 

 

3月の総評

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3月の精算書(抜粋)

コロナウイルスで徐々に影響を受け始めてきた3月。

コロナウイルスの影響で売上前年比は89%、店利益は84%で3月が終わる。

3月単月で見るとギリギリの黒字。

商品売上は前年を下回ったが、その他の営業収入(ゆうパックやメルカリの取り扱いなど)で前年を大きく上回る。

コロナで客数が伸び悩んだ時間帯のクルー人件費を早めに抑えられたため、人件費を14%カットできた。

ただし商品廃棄が17%増えている。これを投資とみるか、ただ捨てただけとみるか。

 

 

お店の2つの大きな、しかし必要なコスト。

営業していくにあたり、切っても切れないコストが人件費と商品廃棄予算の2つです。

 

人件費

お店を店長1人で回すことなどできないので、当然クルーさんを雇って働いてもらいます。

売上が上がるところには人を増やし、売上が落ち込むときは人を減らす。

これを柔軟にやらないと、お客様を逃してしまいます。

3月は昼間は5%減でしたが、夕方と夜間が15~20%減とあからさまに数字として表れたので、シフト本数を減らす。

 

商品廃棄予算

商売で稼ぐためには、商品を仕入れる必要があります。

腐らない商品だけなら廃棄を考える必要はありませんが、食品は腐ります。

そのため、販売許容時間が設定されています。

その時間を超えると問答無用で廃棄。

廃棄は必要経費として割り切る部分ですが、使いすぎると利益が減ります。

 

どう使うか、いつ勝負をかけるか。

 

この判断を間違えると売上が上がりません。

 

4月からの戦略

4月が始まって10日経過。

緊急事態宣言が出されたことにより、周辺の飲食店が軒並み一時閉店。

そのため夕方以降の人の動きが激減している。夕方だけで見ると客数・売上がともに40%減。

20時以降の減少が特に激しく、それまでにいかにお客様に利用してもらうかを考える必要がある。

幸いなことに比較的、昼間は客数・売上がともに15%減とまだ戦える状況。

ただし今後京都にも非常事態宣言が出されるとどうなるかわからないので、日々数字を追いかける。

 

商品カテゴリを見ると、

冷凍食品

缶詰

即席食品

 

といった保存ができる商品が売れているので、この商品の売り場を広げて売上を取ってく。

 

人件費についても、夕方・夜はさらに削っていく必要がある。

特に土曜日・日曜日は客数・売上が35〜48%減とかなり落ち込んでいるため、ワンオペも視野に入れる。

 

まとめ

 この調子でコロナウイルスの影響を受け続けると利益確保がかなり難しくなる。

社員が長時間労働して、クルーの人件費を減らしていくにしても、限界がある。

 

今は売上を上げるための投資よりも、

 

「今来てくれているお客様をどれだけ逃がさないか」

 

に注力して商品仕入れをする必要がある。

 

3月は人件費を100万円ほど使っているが、利益を出すためには70〜80万円くらいに抑える必要がある。

 

20万円人件費を減らそうと思ったら、社員が1日8時間労働時間が増えることを意味する。

社員が2人いるので1人4時間。

 

しばらくは守りの体制。

 

しかしこのままいけるわけがないので、今後は更なる対策を考える必要が出てきます。

 

コロナウイルスには早々に収束して頂きたい。。